「事故相談」2/5

第00026号
2003年2月24日 更新

「事故相談」2/5

総合スポーツ研究所

二.当日の管理体制の状況とフリースペース設定の意義について

事故発生時のフリースペース(自由遊泳エリア)における利用者数は、平日の同時刻と比べると、やや多めの人数だったが、当日が日中の約半数程度だったため、安全管理上問題はなかった。
通常の接触事故が発生した場合は「発生時の声」や「他の利用者による視線の集まり」により監視員が異常を発見するケースも多い。今回の事故はコントロール要員、タワー要員、パトロール要員ともに異常はみられなかった。被害者の告知があってはじめて事故を知りその後の対応はスムーズに行われた。
初心者は、途中で立ち止まったり、水中で目をあけられずに斜めに進む可能性があるので、時折、接触する場合がある。又、浮き具などを使う幼児や、水遊びに来ている児童に泳ぐ方向や立ち止まりを規制するのは極めて困難。
フリースペースについては、周辺のプール施設と同様なレクレーシナルとしての性格を有する場所として、他のコースとの区別をしている。

現在に見るプールニーズは、子供たちの水遊びの場や水泳の場、又高齢者を対象としたウォーキングやリラクゼーション、リハビリ、水中ダンス(アクアビクス)など多様化しており、それらの要求に応えなければならない。
フリースペースではプールサイドの壁を利用したキックの練習や水中のストレッチにも多く利用される。従って、時計回り(その逆)などの一定の流れを作ることは接触を招き危険である。また、一定方向への進路規制をすると水の流れができて初心者や高齢者、幼児にとって足を救われる可能性があるので危険。
「真直ぐに泳ぐことができる、25m泳げる方は『往復コース』か『片道コース』をご利用下さい。フリースペース内では初心者中心なのでお互いに譲り合ってご利用下さい。」と指導していた。

<次回は「被害者本人の主張」する事故発生の状況について>

 


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