“泥んこ遊び”が出来る自由池で転落事故

第00011号
2002年9月17日 更新

子どもが自由に“泥んこ遊び”が出来る自由池で転落事故
絶対的な安全とは?

コラムニスト 平光 正則



2001年(平成13年)4月20日午後1時前、子どもが池で自由に遊べることなどを売り物にして4月21日開園したばかりの西東京市の谷戸せせらぎ公園、自由池のへりで、母親と遊びに来ていた2
歳の女児が、へりで滑って転び、救急車で病院に運ばれた。女児は少量の泥水を飲んでおり、細菌感染の恐れがあるとして5日間入院した。
この開園3日目に起きた女児の転落事故がきっかけで、立ち入り禁止になったが、“泥んこ遊びができる”ようにという親心が、あだになった形となった。
同市は、さっそく自由池の周りにバリケードを設けたほか、2つの池の周りに、くいと針金で囲い、立ち入り禁止のプレートをつけた。
この子の両親からは「自由池の構造は危険ではないか」という指摘もあったという。
一方の市側は「絶対的な安全を確保するには、遊具だって排除の対象になる。例えば、土でできた池を“汚らしい”と受けとめる市民がいるのも事実だ」と話していた。
絶対的な安全を楯に排除の論理は、いかがなものか。安全のためには“禁止”も一つの方法であるが、人間のチエで“より安全”な方策を立てて、再び子ども達に開放するのも一つの方法である。止めたのでは全てが終わりである。子ども達の笑顔と、智・体の発達を目指そう。

*参考資料/朝日、読売、東京等の各紙より引用。


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