はじめの一躍
〜井の中の蛙、大海で学ぶ〜
三段跳び日本歴代3位タイ記録保持者
井原 福代
以前、陸上の三段跳びの選手である井原福代選手と知り合う機会を得、ちょうどアメリカ行きを検討されていたところだったこともあり、なぜ日本を出てアメリカに行こうと考えたのか、そしてアメリカに何があるのかなど、井原選手の考え、アメリカで学んだ事などを執筆して頂いきました。
執筆していただいたのは、少し前になるので、多少内容に時差が感じられるかもしれませんが、非常に興味深い内容の原稿となっていると思うので、ここで紹介したいと思います。
SNJ事務局
Episode 1 【新たなる旅立ち】
陸上を始めた頃からずっと思っていたことがある。オリンピックや世界選手権がある度にビデオに録画して繰り返し外国人選手の動きを見ていた。この違いは何なのだろう。体が違う。動きも違う。どうしたらこんなふうになれるのだろう。外国人選手はすぐれたパフォーマンスをみせ、日本人選手は圧倒的な力の差を見せつけられる。もちろん、人種の問題も国の大勢も関係しているだろう。しかし最近は、日本の陸上界でも長距離種目をはじめ多くの種目が世界で戦えるレベルに成長している。そんな中、三段跳びは男女共に世界に大きくその差を広げられている。日本のお家芸とまで言われた三段跳びが世界では全く通用していないのだ。女子種目としては、正式種目となってまだ10年余りしかたっていないがそれでもその差は歴然としている。世界記録には届かなくても、その差を縮めるヒントが海外にあるのではないかと感じている。どんなトレーニングを積んで、どんな技術を磨いているのか。トレーニング方法を変えることが出来れば、私達日本人にも世界で戦うチャンスが必ずあると思う。
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