スポーツに生かされて2/3

第00017号
2002年12月20日 更新

『スポーツに生かされて』2/4

東日本実業団陸上競技連盟事務局長

 



昭和34年奥多摩渓谷駅伝
(東京・青梅市)

競技者として学生時代の華やかな経歴や実績は何もありませんが、苦手な長距離にのめり込むようになったのは21才の頃だったと思います。

ある時ラジオから流れるマラソン放送を聴くうちに、感動で胸が一杯になり熱いものが込み上げてくるのを感じました。
当時日本マラソン界のトップランナーとして活躍されていた、広島庫夫、山田敬蔵、貞永信義さん等の雄姿がアナウンサーの声を通して脳裏に浮かびました。ライバルとの闘いはもちろんですが自分との闘い、苦しみとの闘いに打ち勝って喜びを手中にする感動が人々を引き付けるのではないでしょうか。

「よーし、俺もやって見よう」。何か一つでも夢中になってやり通してみようと言う決心が芽生えたような気がしました。
しかしながら、何事もそうですが何かに本気になって取り組む、それは決して平坦な道程ではありません。一人で練習に取り組む毎日が続きました。専門書を読み友人からアドバイスを受けながら独自のトレーニング方法を考え走りました。ある時は故障に苦しみ、スランプに悩みながらとにかく毎日走り続けました。振り返って見れば全てが懐かしい事ばかりです。


昭和35年
全国登山マラソン優勝
(長野県駒ヶ根市)


競技者として輝かしい実績を残す事はできませんでしたが、日本選手権をはじめ福岡国際マラソ全日本実業団駅伝等、日本国内の主な大会は経験して来ました。都道府県レベル、地方大会等での優勝経験しかありませんが、競技を通じて多くの人に出会い、全国各地を遠征し見聞を広めることが出来た事は、私の人生で最高の財産であり貴重な私だけの歴史です。私の進む道に大きな影響を与えてくれました。



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