今後の取組みについて(5/7)

第00025号
2003年2月24日 更新

文部大臣の
「スポーツ振興基本計画」を
どう活かすのか
〜スポーツ振興基本計画の
今後の取組みについて5/7〜

東京女子体育大学教授

笠原 一也

スポーツ振興基本計画の策定経緯、計画の概要について取り上げてきたので、ここからはまとめとして、「スポーツ振興基本計画」の今後の取組みについて述べてみたい。基本計画の内容は前回の概要でも述べたように、今後のスポーツ行政の主要な課題として

(1)生涯スポーツ社会の実現に向けた地域におけるスポーツ環境の整備充実方策
(2)我が国の競技力の総合的な向上方策
(3)生涯スポーツ及び競技スポーツと学校体育・スポーツとの連携を推進するための方策

この3つの柱を揚げ、それぞれ平成13年から概ね10年間で実現すべき政策目標を設定するとともに、そのために必要な具体的施策を盛り込んだものとなっていることは前述したところである。
そこで、この「スポーツ振興基本計画」を今後どのように理解し、取り組んでいくのか、どう活かすのかについて、生涯スポーツを中心に述べることとしたい。

生涯スポーツ社会の実現について

生涯スポーツ社会の実現についての政策目標として、次のようなことを掲げている。

(1)国民の誰もが、それぞれの体力や年齢、技術、興味・目的に応じて、いつでも、どこでも、いつまでもスポーツに親しむことができる生涯スポーツ社会を実現する。
(2)できるかぎり早期に、成人の週1回以上のスポーツ実施率が2人に1人(50%)となることを目指す。

この目標を達成するためには、総合型地域スポーツクラブと広域スポーツセンターを育成することが重要であるとしている。そして計画期間中に、総合型地域スポーツクラブについては、全国の市区町村に少なくとも一つは育成するとともに、広域スポーツセンターについては、都道府県に少なくとも一つは育成することを目標にし、そのための基盤的施策として指導者の養成、施設の充実、情報提供体制の整備などに取組むことにしている。
国民の誰もが生涯にわたりスポーツに親しむことができる生涯スポーツ社会を実現するためには、多世代、多様な技術・技能レベル、多様な趣味・目的の者が参加できるスポーツクラブの育成が必要であるとしており、この基本計画で目標としている成人の週1回以上のスポーツ実施率が2人に1人(50%)となることを目指すために、総合型スポーツクラブの育成があるとしている。
そこで総合型地域スポーツクラブとはどのようなものなのか、広域スポーツセンターはどのようなものかを少し詳しく紹介したい。



スポーツネット・ジャパン お問合わせ リンク集 よくある質問と答
c2002,SPORTSNET-JAPAN.COM. All Rights Reserved.