ワールドカップサッカー視聴率に思う

第00012号
2002年10月7日 更新

ワールドカップサッカー視聴率に思う

アサツーディ・ケイ  プロモーション事業局 
シニア・プロデューサー

村田 久満

2002年5月31日韓国ソウルから始まったワールドカップサッカーも6月30日横浜で、ブラジルが圧倒的な個人技のパワーでドイツを2対0で撃破して終了しました。
今振り返って見ると大会開催決定から様々な問題が噴出し、最後はチケット問題で、どうなることやらと危惧された時期もあるが、日本・韓国両代表の活躍でいまや全てを帳消しにし、大成功となりました。
大会関係者の皆様は本当にご苦労様でした。

日本のワールドカップのテレビ放送は、全64試合中・地上波中継で計40試合が放送され、38試合が10%以上の高視聴率を叩き出しました。
ビデオリサーチによると最低視聴率はNHK教育テレビで6月12日(水)昼に放送されたナイジェリア対イングランド(前半)の3.6%で、最高はフジテレビの6月9日(日)夜に放送された日本対ロシア戦で66.1%でした。(全て関東地区)
40%を超えた試合が8試合もあり日本戦以外の外国勢同士に試合は、それほどの視聴率は取れないないだろうとテレビ・広告関係者は思っていたが(私自身も)、軒並み高視聴率を取り業界関係者一同大喜びの結果となりました。
これは、地上波テレビ局全てがワイドショー含めニュース番組などで積極的に取り上げ、特に、女性層を対象にワイドショーがワールドカップサッカーを取り上げた影響が大きいと思われます。

各局ワイドショーはそろってカメルーンのキャンプ地・中津江村遅刻騒動から始まり、イタリア代表においては「イケメン軍団」等と命名しワイドショー等に連日報道した。さらにはベッカム率いるイングランド、アン・ジョンハンの韓国、野性味あふれるオリバー・カーンのドイツ等イケメンサッカーと呼んでもおかしくないほど、ネタは尽きなかった。

この女性層を大きく取り込んだ超強力ソフトの誕生は、メディアが多様化して、テレビ離れが昨今言われているテレビ・広告業界においては、とても喜ばしい結果ではあるが、次回2006年ドイツ大会の放映権料のさらなる高騰や、一流サッカーソフトの争奪戦が益々激しくなることは必至と思えます。

また新たに、若い男女の間ではサッカー観戦は集団・仲間達で見るスタイルが確立し始めたようです。
東京・国立競技場でのパブリックビューイング(実際は有料だったのでクローズドサーキット)ともいえるが、雨天であろうが晴天であろうが大盛況であったようだ。さらに国立競技場のチケットが入手できなかった人は、にわかスポーツバー(カラオケルーム)や友人宅でお揃いのユニフォームでビール・ジュース等飲みながら見たようだ。
これもまた、新しいテレビの視聴スタイルの誕生です。

私は1950年生まれのため、巨人・阪神戦の村山・長嶋選手の天覧試合を家族・親戚で観覧した記憶はあるのだが・・・。

このように、世界最高レベルのサッカーソフトで日本女性の人気を大きく掴んだことをきっかけに、人気低落気味と言われているJリーグの人気回復に繋がればサッカー界にもテレビ・広告界にも最高の結果となるのだが。Jリーグの後半戦が急に楽しみになった、にわかサッカーファンの一人です。



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