ワールドカップあれこれ

第0002号
2002年8月6日 更新

 いよいよ待ちに待ったサッカーワールドカップが開催された。日本では10年前にJリーグが出来て以来だいぶサッカーに対する関心,興味,話題が多くなったとは言えヨーロッパや南米に比べるとその足元にも及ばない。

 Jリーグが出来た時には時期尚早だとか採算が取れないだとか反対する人のほうが多く実際に出来たときには正直私も驚いた、それまでどちらかと言うと日本のスポーツ競技の中ではマイナーなスポーツだったサッカーがプロ化されシーズン中は必ずテレビ中継で観戦出来るようになり各チームには世界で活躍している《活躍していた)超一流の選手達が移籍してきた,勿論選手だけではなく監督,コーチをも含めたこうしたプロ中のプロ達の大きなサポートを受けながらにほんのサッカーは見事世界の強豪と肩を並べて戦えるチームに大きく成長してきたと言える。

 歴史的にもほんのスタートラインに立ったばかりの日本がまさかこんなに早く「ワールドカップ開催国」となれるなどとはワールドカップの凄さを知る人達にとっても信じられない出来事だったはずである。当然の事何もかもが始めての事ばかりの中で開催当日を迎えるまでの各機関,担当諸氏のご苦労,ご心労を考えると開催当日までは日本国内での盛り上がりがもう一つ感じられなかっただけに開けてみたら国中が大フィーバー、子供からお年寄りまで今まで全くサッカーに関心を持たなかったおじさん、おばさん達もが何処へ行っても大声で「ニッポン、ニッポン」の大合唱これを聞いてこの10年間日本のサッカーの為に頑張ってこられた方々のご苦労がやっとここで報われた事と人事ながらホットしたのは私だけではないはずである。

 今回のワールドカップはワールドカップの歴史で初めての試み「2カ国共同開催」と言う事で韓国と日本とでそれぞれ試合が行なわれる。韓国の人々の熱狂振りは大変なものでその莫大なパワーには流石に日本のサポーターも圧倒されるほどである。《韓国はサッカーに関しては日本よりずっと先進国である)。

 ワールドカップのもう一つの楽しみは各国のサポーターである,お国色豊かにそれぞれが趣向を凝らした応援合戦は流石世界大会だ、華やかな民族衣装に身を包み身体全体で声援を送る,顔には色鮮やかに各国国旗がペインティングされユニークなヘアースタイルにヘヤカラー、スタンドでは歌あり踊りあり太鼓にラッパとそれは賑やかである、アフリカからは祈祷師までが現れ真剣にお祈りを捧げている姿などを見ると日本のサポーターはまだまだおとなしいく礼儀正しいように見える。

 それにしても各国からやって来るサポーター達は世界一物価の高い日本での滞在になみなみならぬ努力と苦労をしているようだ。自国のチームが一戦でも多く勝ち進むようにと応援をつずけているわけだが、宿泊施設も日本はなかなか難しく欧米の様に小さな安いホテルが少ないため民宿や旅館を探す事になるがこれがまた特に都会では至難の技、3畳間くらいの狭い部屋に薄い布団を敷いて寝ている姿やベッドから足が出てしまっていたり、また食事も一苦労の様でチームが勝ち進めば進むほど滞在が延びるわけで限られた滞在費をいかに有効に使うかとなるとどうしても食費を節約することになる、チームが勝のは嬉しいがそれにつれて出費もかさむことになり四苦八苦の日々がつずくこととなる。

 今まで食べた事も無いカップラーメンや食パンにポテトチップを挟んで食べたりと何とも涙ぐましい努力をしている姿を見ると好きでやっているとは言えわびしいような気の毒なようなそれでいて何となく感動させられるような複雑な気持になってくる。ワールドカップ開催により世界の超一流の選手達によるプレーを観ることが出来各地では各国の選手やサポーター達との親善交流が繰り広げられ日本中が素晴らしい涙と笑いと感動に包まれたこの2002年6月を誰もが決して忘れないだろう。



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