|
フランス人の一般的な家庭での食生活は日本と比べるとずっと質素である。
フランス人達が日本の高級フランスレストランのメニューに有るような料理を毎日食べていると思ったら大違いで普段の食事内容は日本の方がはるかにバラエティーに富んでいると言える。
又,家庭の主婦が日本のように洋食〔フランス,イタリア,アメリカ〕,和食,中華,時には韓国,インドと完璧ではなくてもまがりなりにもそれらしき献立を手を変え品を変えて食卓に並ぶ等と言うことはフランスに限らず他国では考えられないことである。
だからフランス人たちが日々食べている料理《いわゆる洋食》以外の料理を味わいたければそれぞれのレストランに出かけて行く事となる,しかしレストランでの食事となると大きな出費が伴うのでそう頻繁にと言う訳にはいかない。
フランスには日本のようにあちこちにファミリーレストラン等は無いので尚更外食にはお金が掛かる。フランス人にとって外食をすると言う事はかなりの贅沢をする事になる,だから外食をするときには思いっきり楽しく,お腹一杯食べたいのだ。
フランス人にとっては家族や友人と食事をする事は大切なレクリエーションの一つだからおおいに食べ,おおいに飲み、おおいに笑い、おおいに喋る,勿論注文した料理は一つ残さずきれいにきちんと頂くのがマナーである。
日本人のようにあれもこれも注文しておいて結局食べきれずに殆ど残したりするような事は絶対に有り得ない,何故ならそんな事したらお金ももったいないし、それよりも何よりも一生懸命作ってくれた料理人に対してこんな失礼な事はないからである。
我々日本人は果たしてそこまで心配りをしながら料理を注文しているのだろうか・・・・・。
日本人は平気で物を残す「金を払っているのだから文句を言われる筋合いではない」とでも言うのだろうか,恥ずかしい事である。
物を大切にする,人の心をきちんと受け止める,今私達日本人が時として忘れかけているこの事をもう一度考直してみて欲しい。
|